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がん患者さんへ贈る愛の言葉
明日死ぬとわかっても、私はりんごの木を植える
ワット隆子
がんは……
人を死と直面させる。
命の尊さを教えてくれる。
人の生きかたを考え直すチャンスをくれる。
人を謙虚にする。
野に咲く雑草の命までいとおしく感じさせてくれる。
森羅万象に感謝の気持を抱かせてくれる。
家族のぬくもりのありがたさを再確認させてくれる。
真贋見極める目を鍛え直してくれる。
この世に物欲より大切なものがあることを教えてくれる。
疎遠にしていた友を懐かしく思い出させてくれる。
「まさかの友は真の友」の意味を再認識させてくれる。
人の痛みを我が痛みのごとくにわからせてくれる。
自分の愚かさ弱さを認める勇気を与えてくれる。
人生で大事なのは人のためになることをすることだと教えてくれる。
決断の時の迷いを吹き消す力を与えてくれる。
人生で本当にしたかったことは何だったか気付かせてくれる。
人は誰でも死ぬのだという当たり前の事実をつきつける。
人は死ぬ時も生まれたときと同じく一人なのだと自覚させてくれる。
人が生きるのに不可欠なものは「希望」だと囁き続ける。
「明日死ぬとわかっても私はりんごの木を植える」の真意を考えなさいと言う。
「乳がん患者に贈る愛と勇気の玉手箱」(同友館)より

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