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巻頭記事

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がん教育 「いのちの授業」at大垣市立星和中学校  ―――報告:清水美香(あけぼの岐阜)(2022/12/20 更新)

2022年12月20日 更新

 

image_16852737 (1) (1)a去る12/7 (14:20~15:10) 岐阜県で推進している※がん教育岐阜モデルのDモデル形式の「いのちの授業」が星和中学校で行われました。今回は、井口洋一先生(井口クリニック院長・星和中学校校医)と【あけぼの岐阜】橋渡代表(以下・代表)のコラボ授業です。参加は星和中学2年生180名、大垣市医師会2名、教育委員会2名、教師10名、あけぼの岐阜会員8名。

 

冒頭は「いままでに、生きていることが辛いと思ったことはありますか?」とスクリーンの大画面に文字が並んで、代表が優しく問い掛けるところから始まりました。 井口先生からは、がん発症のメカニズムのお話があり、そのあと、現在、50%に満たないがん検診受診率を何とか60%にはしたいが、橋渡さんは検診には行っていましたか?とバトンタッチする形で進められました。その後も、代表が自身の受けた治療法を話し、井口先生から「がんの三大治療である手術、放射線、化学療法等、がん治療」について詳しく説明されました。

親をがんで亡くした生徒さんがいる事を事前に教諭から聞いていた代表は、当時小学4年生だった娘さんに告知の際、「私も頑張るから、お母さんも頑張って!」と笑顔で励まされたことが一番嬉しかったと話しました。井口医師は、「標準治療は今からどんどん変わっていく、将来、君たちの誰かがより良い治療を見つけるかもしれない!」と話されました。

授業は50分間、最後の10分が質問タイムとして設けられ、生徒さん達が素早くタブレットに質問を打ち込みます。講師二人が手元のタブレットで質問を拾い上げ、即座に回答するという、今時のスタイルを大垣市の中学校では初導入しました。「どうして医師になったのですか?」「がんになって何が一番辛かったですか?」「がんはどうして治らないのですか?」などの素直な質問にお二人が答えると、生徒さん達はじっと静かに耳を傾けて、最後まで集中して聞いていました。思わず、この子たちの未来に繋がる授業になってくれれば、と祈りました。

※「がん教育岐阜モデル」
Aモデル(保健体育+道徳、特別活動、総合的な学習時間)教師による授業を1時間行った後、Bモデル(保健体育)医療関係者による授業、Cモデル(学級活動)医療関係者による授業、Dモデル(学級活動)医療関係者とがん経験者による授業のいずれかを選択し実施する、2時間構成の指導を基本とします。 akebonogifu_net@yahoo.co.jp

 

【生徒さんからの感想】145名の生徒さんから感想をいただきました。その一部です。
・がん経験者の方の話を聞いて、がんは本当に身近なんだと実感しました。特に印象に残ったのは娘さんに伝えた時の話です。きっと娘さんも辛かったし、お母さんも伝えるのが辛かったんだと思いました。家族の支えがあって、橋渡さんも頑張れたんだろうと考えたら、もし自分の親ががんになったら、しっかり支えたいと思いました。
・今まで、がんは治らなかったり、罹ったら辛いことばかりだと思っていました。でも、今日お話を聞いて、がんは治すことが出来、辛いことも支えてくれる仲間や家族と乗り越えていく事が出来るとわかりました。2人に1人がなる病気だけど、早期発見できるように意識したり、命を大切にしたいと思いました。
・自分でがんを患った経験を生かして、同じがんで患っている人の為に交流会など設けて凄いと思いました。