あけぼの会のワット会長は、2000年5月13日イタリアのグラドで開催された第11回Reach to Recovery International Conference の会場で、テレサ・ラッサ-賞を受賞しました。
1952年にアメリカのニューヨークで乳がんの手術を受け、その翌年に乳がん患者の病院訪問ボランティアプログラム“Reach to Recovery”を創始したテレサ・ラッサ-夫人の名を冠した賞で、アメリカがん協会が創設した。3年に一度、ヨーロッパで開催されるReach to Recovery International Conference の会場で授与式が行われます。
Reach to Recoveryのプログラムを新しく自国へ導入してスタートさせ、国内での普及に貢献した人で、当人もボランティアであること。
フランス、ベルギー、ブラジル、フィンランド、ルーマニア、イスラエル、日本、ポルトガル
乳がんの手術体験者が入院中の乳がん患者を訪問にして、退院後の社会復帰への不安や疑問に関して、アドバイスします。個人訪問ではなく、病院の協力を得た上で正式訪問である点が特徴。ボランティアになるためには、所定の研修会に参加して、トレーニングを受けることが義務付けられています。
1953年 | テレサ・ラッサ-夫人によって始められる。 |
1969年 | アメリカがん協会の一部門に取り入れられる。これを契機に全米に広がる。 |
1974年 | このプログラムがヨーロッパへ渡る。 |
1994年 | ジュネーブにあるInternational Union Against Cancerが統合してReach to Recovery Internationalを結成。現在、50ヶ国に普及されている。 |
1994年 | 日本でもABCSS(Akebono Breast Cancer Support Service)と命名して同プログラムを聖路加国際病院、熊本市民病院、東海大学病院で開始する。 |